MAGAZINE
北海道からこんにちは! たまきです。今回はTEAMリバーの記念すべき初取材! 新庄市にある居酒屋「共和(きょうわ)」を取材しました。
新庄市の隣町・鮭川村出身の私ですが、このお店は知らなかったので、ワクワクしながら取材を楽しみにしていました。しかし…… 大学の用事で帰省することが叶わず、チームの2人に現地取材を任せて、私はLINE通話で参加することに。
食べることが大好きな私にとって、お店自慢の料理を味わうことができないのはとても残念でしたが、店主の小野さんはとても気さくで、楽しい取材になりました。真剣かつ楽しい会話の端々に出てくる方言が子供の頃を思い出させてくれ、なんだか山形に帰ったような気分になりました。現地組の2人が撮った写真と共にレポートします!
創業70年。ノスタルジーを求めてお客さんが集まる
年季が入った入口をくぐると、故郷に戻ったようなノスタルジーを感じる空間が広がります。創業70年の居酒屋「共和」は、初めて来た人が思わず「懐かしい~!」と言ってしまうような昔ながらの雰囲気が魅力です。お店の雰囲気はこちら
「創業当時から懐かしいふるさとの香りがする店として、お客さんに美味しいひとときを提供しています」と語るのは店主の小野さん。お客さんの半分以上は首都圏からの転勤族で、懐かしいような新庄のふるさとの味を追い求めてこのお店にやってくるんだとか。鶏皮や芋煮など、店主が腕をふるって作ったメニューはどれも本格的ながら家庭料理のようなほっとする味。リーズナブルな価格も魅力です。
こだわりが詰まった名物「鶏皮」
共和に来たらぜひ食べて欲しいのが、名物の「鶏皮」。やわらかい食感の若鶏ではなく、歯ごたえのある親鳥を使っているのが最大のポイントで、鍋で茹でて余分な脂を落として下ごしらえするなど作り方にもこだわっています。秋から春にかけての人気メニューは、親鳥特有のシコシコ食感がやみつきになる「鶏皮のもつ鍋」。宴会用の大きな鍋でもあっという間に空っぽになるほどの美味しさで、事前に予約するお客さんも多いんです。
他にも山形の芋煮や鮮度抜群のお刺身など、店主が厳選したこだわりのメニューがたくさんあって、どれを注文するか迷ってしまいそうです。
味にうるさいお客さんも唸る店
新型コロナウィルスの感染拡大が落ち着いた最近は、店内に徐々に以前の活気が戻ってきているそうです。今後ぜひ来てほしいと思うお客さんは? と質問すると「若い人や味にうるさい人」と、小野さん。一度来店したことをきっかけに店主自慢の味の虜になり「共和の懐かしい味を楽しみたい!」と遠方から来るテイクアウトのお客さんも多いんだとか。
「お客さんからの『美味しかった、また来らんねんね〜(来なきゃね)』の一言が嬉しくて、原動力になってるよ。お客さんとの会話を通じて、自分自身も成長できる」小野さんのあたたかくまっすぐな人柄と、味にうるさいお客さんを虜にするこだわりのメニュー。何度も店に足を運ぶ常連さんが多いのも納得です。
さいごに
今回の取材で一番印象的だったのは「また来らんねんね~」の一言。そのひと言が嬉しくて頑張ってしまう小野さんの人情と、懐かしい味を楽しみたいと何度も店を訪れる常連さんたち。共和は、人から人へとつながる“愛”に溢れた新庄の名店でした。もちろん常連さんだけじゃなく、初めての方も大歓迎! ノスタルジックな店内で絶品の鶏皮を頬張りながら、思い出話に花を咲かせてみませんか?
【店舗情報】居酒屋共和
住所:山形県新庄市大手町4-13
お問い合わせ:0233-22-4529
席数:カウンター10席、大部屋・小部屋各1室