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チーム「おきたまごっち」の、手島 美月です。
やっぱり、山形は、私にとってまだまだ未知の世界だった。果物が有名で、農家が多く、温泉も有名で…。そのイメージは、一般的に「山形」と聞いて思い浮かべるものと大きく変わらないのではないだろうか。
2024年の春、進学をきっかけに福島から山形に引っ越してきた私は、山形での暮らしに少しずつ慣れてきたものの、まだまだ知らないことが山ほどある。
幼い頃から山形で生まれ育った地元民の友人たちのふるまいには、いまだについていけない部分も多い。例えば、実家が農家の友人が大学にサクランボを持ってきたときには、「これが山形の当たり前なのか」と感動したことをよく覚えている。
私の生まれ育った福島県も、くだもの王国としてそこそこの知名度をもつが、私は福島県の海側に住んでいたため、そういった果物文化に触れるようなことはほとんどなかった。
さて、そんなヨソモノ感が抜けない私が、山形県の高畠町の農家・相良果樹園さんにて、見て、聞いて、感じてきたことをありのままに綴っていこうと思う。

高畠町の農家、相良果樹園へ
ガタゴトと電車に揺られ、たどり着いたのは高畠駅。
そこから車で東へ数分走ったところにあるのが、今回の目的地である相良果樹園だ。
相良果樹園は、昭和初期に蚕の養殖から始まった家族経営の農家で、ぶどう作りを本格的に始めたのは約30年前のこと。現在は3代目となる相良さんご夫妻が中心となり、農作物を育てている。
今回お話を伺ったのは、奥様の相良智里さん。高畠町で生まれ育ったものの、実はもともと地元が好きではなかったという。
結婚するまでの間、町外で暮らし、接客業を天職と感じていた時期もあり、自分が農家になるなんて、ましてや地元・高畠町の農家になることなど、まったく想像していなかったそうだ。
しかし、結婚を機に農家の嫁として高畠町へ戻ってきた相良さん。今では「高畠町が大好き」と目を輝かせながら語るまでになった。
では、かつて地元が嫌いだった相良さんが、どうしてここまで高畠町を好きになれたのだろうか。そのきっかけとは何だったのだろうか。
魅力を感じなかった高畠町が、今では“大”好きな相良さん
相良さんが地元・高畠町を好きになれたきっかけは、結婚後に農業に触れたことが大きかったそうだ。

相良果樹園が位置する置賜盆地は、四季がはっきりとしている地域で、この気候はぶどう作りにピッタリとのこと。そのため、高畠町はデラウェアの生産量が日本一なのだ。取材に向かう途中にも、地域の直売所でたくさんのぶどうが売られていて、まさに、高畠町はデラウェアの町だと感じた。
しかし、相良さんが “高畠町がぶどうの町” であると知ったのは、農家になってから。
それどころか、相良さんの周りの高畠町の人でも、デラウェアの町であると知らない人が多かったというのだ。
「こんなに美味しくて誇らしいことなのに、地元の人でさえ知らないなんてもったいない!」そんな気持ちが相良さんの心を動かし、InstagramをはじめとするSNSで、ぶどうの魅力発信をはじめることになったのだ。
地域に愛される理由は、人との繋がりにあり
また、農業という職業は、人との繋がりが常にある職業だと、相良さんは語る。
相良果樹園のスローガンである「一度食べたら忘れられない美味しさをお届けします。」という言葉も、実際にお客様が伝えてくれた言葉からインスピレーションを受けたとのこと。
また、先代がお客様をとにかく大切にしてきたからこそ、我々もその想いを引き継がねばならないと、「繋がりを大事にする農家」であることは常に意識しているとのことだった。
インタビューを終えた後には、実際にぶどう狩りもさせていただいた。

もぎたてを少し食べさせていただいたのだが、これが格別に美味しいのだ。甘くてみずみずしくて、1粒1粒にぎゅっと美味しさが詰まっており、口に入れるとそれらがはじけ出す。
取材後には、収穫したシャインマスカットを「まるまる1房持ち帰っていいよ」と言ってくれる優しさも感じた。
まとめ
地元をどうしても好きになれなかったり、いまいち魅力がわからなかったり…そのように感じる人は、かなり多いのではないだろうか。逆に、地元が好きだけど、どうして好きなのか言語化できない人も、この記事を読んでいる人の中にいるかもしれない。いずれにせよ、まずは真正面から地元に向き合ってみるのはどうだろうか。そうすることで、思わぬ発見があり、今まで気付くことのなかった魅力に気付くことができるかもしれない。
地元と向き合ったことで、目を輝かせながら、高畠町のことを話す相良さんのように、ワクワクしながら地元で楽しく生活ができるようになるかもしれない。
基本情報
相良果樹園の詳細はこちら
公式サイト:https://sagara-kajuen.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/sagara_orchard/
住所:〒992-0321 山形県東置賜郡高畠町亀岡3598
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