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チーム「おきたまごっち」の、はのんです。私たちは、今年4月にオープンした南陽市金山地区のくまきち農園を取材しました! 金山地区で育てられた野菜や果物を使ったメニューを提供する、地域に根ざしたカフェを運営しています。店内の雰囲気と店主の温かい人柄が心地よく、また訪れたくなるような素敵な場所でした。取材を通じて、店主のyukiさんの強い想いを伺うことができました。
くまきち農園とは?
店主のyukiさんは、くまきち農園をオープンする前から、現在も米沢市で営業しているcafe mamenokiを運営してらっしゃいます。木の温もりが感じられるログハウス調の店内。米沢市の養蜂家さんの協力のもと、非加熱で体に優しく栄養価も高いはちみつを使ったメニューを多く提供しているそうです。
そんなcafe mamenokiで誕生した「くまきち」というキャラクター。お店を訪れた人々に愛される「くまきち」がくまきち農園のお店の名前の由来です。
そして、cafe mamenokiとは対照的に、くまきち農園は外の景観が素敵で、自然に囲まれた場所にあり、非日常を感じられます。お店のすぐ側には、田園風景が広がっていて、窓から見る景色から季節を感じることができます。
くまきち農園では、ここ金山地区の食材を中心に地域の食材を取り入れた魅力的な料理・スイーツが楽しめます。
地域の食材をもっと多くの人に届けたい
自家栽培の野菜も含め、地域の農家さんから届く食材は季節によって異なるため、なるべく旬のものを取り入れたメニューを提供しているそうです。メニューは、お客様が食べたことのないような食材の組み合わせを意識し、どんな味がするのか気になるように工夫を凝らしています。また、管理栄養士のメンバーと共に、多くの方に楽しんでいただけるようなメニューを考案しているんだそうです。
さらに、くまきち農園は飲食店許可と菓子製造許可の両方を取得されているため、スイーツのお持ち帰りが可能です。これにより、訪れた県外の方にお土産として持ち帰ってもらうことができ、地域の食材をより多くの方に味わってもらうきっかけになります。このように、くまきち農園では地域の食材を県内外のお客様に楽しんでもらえるような工夫もされています。
今回の取材では、旬のとうもろこしを使ったチーズケーキをいただきました! とうもろこしはスイーツにも合うんですね。チーズととうもろこしの組み合わせは、 新たな発見でした。
地域を元気にする拠点を目指して
南陽市金山地区の課題は、高齢化が進んでいることや農家の担い手不足が深刻化していることだと、店主のyukiさんは話します。こうした課題の解決に向けて、農業に興味がある若者と、継承者を探している方々を繋ぎたいという想いもあり、実際に興味がある方々が農業を体験できるような仕掛けを考えていきたいという目標もあるそうです。
また、管理栄養士のメンバーと一緒に取り組んでいるという強みを生かし、栄養面を考慮した食育活動にも取り組んでいるそうです。小さなお子様から年配の方まで、みんなが美味しく食べられるメニューを提供していくことを目指しているそうです。
くまきち農園は、このように地域の方々とのつながりを大切にした活動に取り組まれていることを知りました。南陽市金山地区を元気にする拠点となっているのですね。新たな発見です!
まとめ
今回の取材では、店主のyukiさんの「農業に興味がある若者と継承者を探している農家さんを繋げ、地域を盛り上げたい」という強い想いとyukiさんと関わる方々の想いがリンクし、大きな力となっていることを実感しました。 美しい自然や四季折々の美味しい食べ物、人のあたたかさは、その地域ならではのものであり、唯一無二の魅力だと思います。この魅力を多くの人に伝えようと日々活動されているくまきち農園の皆さんに心打たれました。カフェのメニューだけでなく、こうした想いが訪れる人々を笑顔にしているのですね。
この記事が、カフェが好きな方や南陽市を知らない方々の知るきっかけになれば嬉しいです。ぜひ、地域の食・人のあたたかさに出会えるくまきち農園を訪れてみてはいかがでしょうか?
基本情報
くまきち農園の詳細はこちら
Instagram:https://www.instagram.com/kumakichi_farm/
住所:〒992-0471 山形県南陽市金山5183