山形あのね

MAGAZINE

チームいちまる
チームいちまる

伝統×青春!山形の大学生が花笠をもっと熱くする!

こんにちは!「チームいちまる」のぬまです。皆さんは、山形県の夏の風物詩である「花笠まつり」を知っていますか?「花笠まつり」とは、赤い花笠を手にし、「花笠音頭」に合わせて踊りながら街を練り歩く、山形を代表する伝統的なお祭りです。

今回は、躍動感あふれる踊りで花笠まつりを盛り上げている山形大学の花笠サークル四面楚歌に取材してきました!

四面楚歌の始まり

「四面楚歌は、山形の民俗文化サークル四方山(よもやま)会から派生した団体なんです」

そう語るのは、山形大学3年21代目会長の石川舞桜さんと副会長の小関結太さん。

山形大学花笠サークル四面楚歌は、初代会長が四方山会に所属しており、「大学生も花笠踊りを踊れる場所を作りたい」という想いから活動が始まりました。石川さんと小関さんも「山形らしいことをしたい」「人とのつながりを大切にしたい」という気持ちから入部したそうです。

2003年に立ち上げられた四面楚歌も、現在ではサークル人数約200名を誇ります!学部や出身地が異なるメンバーが集まり、山形の伝統である花笠まつりを盛り上げています。

伝統の継承〜踊りにかける想い

「元々花笠踊りは、農耕文化を表現した振り付けなんです。私たち四面楚歌は、さらにアレンジを加えて、今では約20種類ほどの踊りのパターンがあります」と話す小関さん。

花笠踊りの種類は、正調男踊り、正調女踊り、笠回し系、創作系の4種類。なかでも、四面楚歌は、花笠をダイナミックに振り回す「笠回し系」を踊ります。独自のアレンジを加えた踊りのパターンは、歴代のメンバーが代々工夫を重ねて創り上げたものだそうです。

1個上の代が下の代へ踊りの指導を行い、その伝統は引き継がれます。練習では、先輩から後輩へ花笠を持ち上げる高さや回し方など一つ一つの振り付けに時間をかけて指導する姿がありました。

そして、踊りのほかに大切にしている想いについてもお聞きしました。

「私たち自身が『楽しく踊ること』を1番大切にしています。今年の花笠まつりパレードでは、『笑顔と元気と文化の共有』という目標を掲げていました。私たちが楽しく踊っている姿を見て、お客様も楽しんでいただけたら嬉しいですよね。この目標を意識することが、花笠踊りを継承する者としての役割だと思っています。」と語る石川さん。

実際に練習風景を見ていると、笑顔が絶えず、仲間同士で声を掛け合いながら楽しんで踊っている姿が印象的でした。彼らが踊りに込めた楽しさは、花笠踊りの伝統を継承するだけでなく、新しい世代にも広がる力になっているのではないでしょうか。

若い世代が花笠踊りを全国へ、そして海外へ

現在、花笠踊りにおける高いパフォーマンスが評価され、宮城県や埼玉県など全国各地から演舞依頼が寄せられている四面楚歌。昨年はなんと、スペインでも演舞を行ったそうです!

「ありがたいことに知名度も徐々に高くなり、嬉しい限りです。さらに、世界的に花笠踊りが広まるようにするのが目標です!」と、お二人がこれからの目標について教えてくれました。

山形県のみならず、全国、そして海外へ。山形の伝統継承の担い手として、大学生ならではの若いパワーが花笠踊りに新たな息吹を吹き込んでいます。これからの四面楚歌の躍進に期待大です!

まとめ

今回は、山形大学花笠サークル四面楚歌に取材に行ってきました。次世代の担い手として、花笠踊りにかける熱い想いを知ることができました!これからも彼らが花笠踊りを通じて、多くの人に笑顔と感動を届け続けてくれるでしょう。今後、さらにグレードアップした姿を見られるのがとても楽しみです。ますますの活躍を追いかけていきたいと思います!​​

基本情報

花笠サークル四面楚歌の詳細はこちら

公式サイト:https://shimensokahanagasa.wixsite.com/shimensoka

Instagram:https://www.instagram.com/yamadaihanagasa/

この記事のアンバサダー

ぬま(チームいちまる)

AMVASSADOR INFO
この記事をシェア!
Page Top