12STYLES
米農家:齋藤 聖人さん

スタイリッシュでクールなスーツ農家
せっかくやるなら、かっこよく
次世代農業に、新しい価値観を
齋藤 聖人
米農家
株式会社HIRR 取締役(川西町)
置賜地域


Life
農業から延長線上の暮らし
何もないからこそ何でもできる
学生の頃は就農するつもりはなかったという齋藤さん。都会暮らしを経て、ふるさとの美しさを再認識しました。自分が育ったこの土地を守りたい、子育てするならこの場所で、とUターンしたそうです。
農家は髪型や服装が自由なので、自分らしさを楽しめるのも魅力のひとつだと感じているのだとか。農業だけでなく1年間、週末カフェを夫婦で経営してみたり、現在は高校の非常勤講師やラジオパーソナリティとしても活動しています。仕事と暮らしの境目がない、自由なライフスタイルを楽しんでいます。


Work
スーツ農家/株式会社HIRR 取締役
農業を楽しむ姿を、次の世代へ
父親からは「好きなことを仕事に」と言われ別の業界で働いていましたが、小さい頃に見ていた田んぼや風景を次世代に残したいと、川西町に戻り就農します。
せっかくならかっこよくと始めた「スーツ農家」。齋藤さんのスタイルは徐々にメディアにも注目され、今では地域や農業を盛り上げる存在に。当初は周囲からの反発もあったといいますが、活動を続けるうちその熱意が認められ、農家としての信頼を得られるように。そこで感じたのは、周囲とのコミュニケーションの大切さ。地元への感謝と恩返しは、今も続いています。


Q. 自身の活動を通して、農業に対してどんなイメージをもってほしいですか?
農業には、長く受け継がれてきたイメージがあると思います。僕はそれを否定するのではなく、新しい表現のひとつとして挑戦したい。「スーツ農家」というスタイルも、その可能性の一部です。この10年で、若い人たちの農業に対する見方は大きく変わってきました。だからこそ、僕はさらにそれを広げ、もっとおもしろい形にしていきたいと思っています。


Q. お仕事がない時間はどのように過ごすことが好きですか?
夫婦でカフェに行くのが好きです。あるとき妻と「川西町にはおしゃれなカフェが少ないね」と話していて、「ないなら作ればいいんじゃない?」と思ったんです。その話を周りにしていたら、地域おこし協力隊の方から声をかけてもらい、川西町の一角で妻と一緒に1年間、週末カフェを開くことになりました。僕はいつも「こうありたい」と具体的にイメージして、やりたいことがあればとにかく口に出します。休みの日も、楽しいことがあればすぐ行動します。
Q. 齋藤さんにとっての「かっこいい」とは?
僕にとっての「かっこいい」は、自身のスタイルを感じられることです。スーツで農業を始めたのも、当時は誰もやっていなかった新しい表現の仕方が「かっこいい」と思ったから。もちろんスーツでの作業は大変ですが(笑)、それ以上に面白さがありました。インターネット上で、面白がってくれる人や応援してくれる人もいて、そのおかげもあって続けて来られたんだと思います。




Message
地方で生きることは、不便や我慢だけではありません。都会にはない豊かさがあり、何かを生み出せる自由があります。大切なのは「こうあるべき」にとらわれず、自分なりのやり方で挑戦すること。僕の場合は農業はもっと面白くできると思い、スーツを着て田んぼに立ち、発信を続けています。地域や社会を変えるのは誰かではなく、僕たち一人ひとり。まずは一歩、踏み出してほしいです。
株式会社HIRR
Instagram:@suit_farmer
その他①:lit.link/suitfarmer
