「チームいちまる」の、金成千彩です！

天候の影響で当初予定していた体験は出来ませんでしたが、NPO法人山形ロングトレイル代表の斉藤正史さんから詳しくお話をお聞きしました！

ロングトレイルとは何かというところから季節ごとの魅力までご紹介します！

ロングトレイルとは

一言で言うと「山歩き」です。山登りは頂上を目指すストイックなイメージがありますが、ロングトレイルは頂上を目指すのではなく、自然を楽しみながら自分のペースで歩きます。さらに山だけではなく、街の中を歩いたり、その土地の歴史を巡ったりもするそうです。また、環境への配慮を大切にする姿勢もあり、ロングトレイルをする方々の間では「ハイカーが残していいのは足跡だけ」と言われています。そのため、ゴミなどの自然に持ち込んだものはすべて持ち帰るそうで、自然環境を守る意識が重視されています。アメリカの三大トレイルが有名で、今世界中でロングトレイルのルートが増えているそうです。

ロングトレイルの魅力

先ほど述べたように、ロングトレイルは頂上を目指さず自然の中で自分の好きなように歩きます。自然の中でやる他のスポーツにはないそのスタイルや、季節によって大きく姿を変える自然も大きな魅力だそうです。斉藤さんいわく、たとえば山形で楽しむなら……

春：若葉色の木々がとても美しい。春先のブナ林が特におすすめ！

秋：なんと言っても紅葉がすごい！晩秋に枯葉が落ちたあとの静かな森は風情があります。

冬：雪国ならではの樹氷や雪景色が見られます。人が踏み入れていない白一面の風景もとても綺麗です。

ちなみに、夏は暑くて虫も多いため、「白鷹丘陵トレイル」はとても大変だそうです。ロングトレイルは大変な状況で無理をするものでは無いので、自分が快適に楽しく過ごせる季節に楽しんでみてはいかがでしょうか。

ロングトレイルを通して感じてほしいこと

斉藤さんは、ロングトレイルで現代の生活と自然のありがたみを痛感したと言います。長い距離を歩く時には、水や食料を補給しながら何日もかけて進まなければなりません。水場が見つからず酷い時には家畜用の水を飲んだり水無しの生活をしたこともありました。その経験から、必要な時に蛇口から水が出てくるありがたさを常に感じるようになったそうです。

「直接自然に触れなくても生きていける時代になってしまった。自然と自ら関わることで、自然保護の考えが自ずと生まれてきます。そのことを若者から高齢者まで、みんなが実践することで、地球温暖化にブレーキをかけることが出来るのではないか？」と斉藤さんは言います。

自然の中で歩くなんて大変そう、めんどくさい、運動苦手だし…と思う方も多いかもしれません。しかし、先入観で避けていては何にも出会えません。いったん消極的な考えを捨て、自然に飛び込んでみることが大切だと感じました。

ロングトレイルのイベントは山形でも開催されています。山形ロングトレイルでは、初心者向けのコースもあるため、はじめから道具を揃える必要は無く、気軽に参加することができます！気になった方は「山形ロングトレイル」で是非検索してみてください！

基本情報

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