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こんにちは!先輩アンバサダーの黒川です。私たちは、かつて酒田港の倉庫として使われていた歴史を持つSAKATANTOに取材に行き、そこで働く武長紀生さんにお話を伺ってきました。
酒田の「おいしい」が集まるSAKATANTOは、地域の人々にとって、また観光客にとって、どんな場所になっているのでしょうか?
かつての港町の文化が息づく場所
SAKATANTOがある酒田市は、かつて江戸時代に北前船の「西回り航路」によって繁栄した港町でした。山形県在住の方なら、「北前船」や「北前いも煮」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか?私も武長さんのお話を聞きながら、学生時代に習った歴史を思い出し、なんだか懐かしい気持ちになりました。
歴史の授業で聞いた昔の話だと思っていましたが、実はここ酒田港は、現代においても山形県唯一の重要港湾であり、国際貿易港として地域経済を支えている場所だそうです。港として、昔から多くの人やモノが集まる場所だということを改めて知りました。
SAKATANTOには、今もその港町としての文化が息づいているとのことです!

生まれ変わりとしてのSAKATANTO
SAKATANTOは、2022年9月2日にオープンした施設です。地域のおいしい発着所として、地元の食材がたくさん集まっています。また、飲食・物販店だけでなく、イベントスペースや観光・釣りの情報窓口などもあり、地域の食と観光をテーマにした交流拠点となっています。そんなSAKATANTOで、どのように港町の文化が息づいているのか、武長さんに伺いました。

—––—–– 歴史や文化が息づいていると感じるのはどんなところですか?
庄内空港や酒田バイパスの誕生により、SAKATANTOがある本港から北港へと貿易の拠点を移す流れがありましたが、それでも本港が常に人が集まる拠点であり続けようと取り組んでいるところです。
港と同音異義語の「湊(みなと)」には“集まる”という意味もあります。地域の食を中心に、賑わいを創出していきたいですね!
—––—–– なるほど。昔から多くの人やモノが集まる港ということで、地域の賑わいを創っているのですね!さまざまな人やモノが行き交う場所ということで、交流という意味ではいかがですか?
港町としては、港周辺だけでなく、市街地との交流もどんどん増やしていけたらと思っています。歩み寄ることで、市街中心地のお座敷唄の文化などが、ここSAKATANTOでも楽しめるような、そんな融合のカタチを目指しています。
ローカルの “おいしい” が集まる場所
私たちもSAKATANTOの「地域のおいしい」を体験しようということで、食事をいただくことにしました。
たくさんの店舗があって迷いましたが、おにまるさんのおにぎり2種と、イカ恋食堂さんのイカ恋ニク恋重をいただきました!どちらも酒田ならではの海の食材が美味しく、それぞれのお店のテーマ性や独創性が感じられました。
メニューや使っている食材は異なりますが、その個性が施設内で1つのチームとなっているようにも感じました。

このように、SAKATANTOでは作る人と食べる人の共創によってローカルの “おいしい” の価値をプロデュースして発信しているそうです。この「共創」について、武長さんに伺いました。
—––—–– 武長さんが考える食の共創とは何ですか?
SAKATANTOでは、どのお店で購入したものでも、この飲食スペースで自由に席を選んで食べることができることができるため、食の楽しさや体験を自分好みに組み合わせることが出来ます。また、SAKATANTOでは店舗で競うことなく、お客様・店舗・スタッフ、それぞれがボーダレスに関わり合いながら、この酒田港で過ごす時間を「おいしい」を真ん中にして、共に創り上げていくことを目指しています。

—––—–– 競争ではなく、「共創」の意味がなんとなく分かった気がします。
私たちは、このようにしてSAKATANTOで生まれた「おいしい」ストーリーが、これからもずっと続いていってほしいと考えています。
そのためにも、「おいしい」を未来へと繋いでくれるひと・もの・ことが活発に行き交う場所を目指します。
挑戦し続けることで生まれる新たなストーリー
酒田本港エリアでは「くう・寝る・あそぶ」をテーマに、新たな挑戦を続けているそうです。
昨年度、新たな宿泊施設、SAKATANTO CONTAINER HOTEL「CAMPS」がオープンしました。
“キャンプ以上、ホテル未満” をコンセプトに、港町酒田を遊ぶ、楽しむ、食べ歩く旅のスタート地点となるような場所だそうです。
このようにどんどんチャレンジを続けるSAKATANTOの今後について、武長さんに聞いてみました。
—––—–– SAKATANTOの今後の挑戦について教えてください。
酒田本港エリアを中心に、これからも地域の食と観光をテーマにした交流の場を生み出していきます。
また、まだあまり知られていない地域の魅力に触れる機会が増えるような新たなイベントも考えています。
なかなかスポットが当たりにくいひと・もの・ことにも焦点を当てていくことで、これまで交流がなかった人々が出会えるような、交流の拠点となっていくと思うんです。
常に人が集まる拠点であり続けるために、これからも挑戦し続けます。

まとめ
今回の取材を通して、SAKATANTOで働く武長さんのお話を聞き、実際に体験することで、SAKATANTOが受け継いでいきたい港町の文化や、挑戦することを大切にしていることを知り、また訪れたいと思いました。
何回訪れても新たな交流や発見がある、そんなワクワクする場所です!
今も息づく港町の文化と生まれ変わりとしてのSAKATANTOを、ぜひみなさんも体験してみてはいかがでしょうか?
基本情報
SAKATANTOの詳細はこちら
公式サイト:https://sakatanto.com
Instagram:@sakatanto_yamagata
住所:〒998-0036 山形県酒田市船場町2丁目5-15

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