山形あのね

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山を背に、光が差し込む発酵素材たち

もがってるチームの角田莉歩です! 突然ですが、木のぬくもりやガラスに差し込む美しい光を感じたりする時間って素敵ですよね。この記事では、そんなゆったりした時間や空間が好きな方におすすめしたいお店・山形県山形市の「古民家ライフ」についてご紹介します。
「古民家ライフ」は「発酵」をキーワードに3つの活動を展開しています。「古民家で発酵?」って何?と思った方はぜひ最後まで読んでみてください。

(古民家ライフの3つの活動)
1、家造り事業「発酵住宅」
合板などを使わず、生きている材料のみで、手間をかけて新築の家を建てます。古民家の木組みを参考に良質な木と土、草を活用しています。

2、古材・古道具販売事業「発酵素材」
使われずに眠っていた古材や古道具、民藝品を店舗とオンラインで販売しています。

3、リノベーション・リフォーム、古民家マッチングサイト
一つでも多くの家や古民家を残すためのリノベーションやリフォームを行い、人と家をつなげるマッチングサイトを運営しています。

素材やつくり方に徹底的にこだわる1%の工務店

「発酵住宅」という言葉は、オーナー・高木さんが作った造語です。高木さんは次のようにお話されました。
一般住宅との大きな違いは「想いをも発酵させる住宅、そして職人の手刻み工法で、合板を使わない住宅」であること。一本一本に職人の想いがつまった木が、家という大きなカタチになっていきます。だからこそ「発酵住宅」では、家を建てるための大黒柱を自分の手で伐採する「森林伐採ツアー」を行ったり、手刻みの木工を使い、さらに使う材木も国産の木にこだわっています。私たちは古くから発酵の恩恵を受け、共存共栄をしながら生きてきました。だからこそ自然素材を使い、人間にも菌にも喜んで暮らしてもらえるような環境を作る。「自然素材住宅」=生きている建築を目指して誕生した住宅「発酵住宅」なのです。

古材・古道具を販売する「発酵素材」

工務店の横には古材・古道具のお店「発酵素材」があります。店内には、高木さんが古民家で古材と一緒に収集した古家具や古道具がずらりと並んでいます。日常的に使われていた古家具や古道具は、世代を超えても美しいと感じさせるような魅力がありました。

中にはわらじなどのほか、一見用途が分からない昔ながらの道具も。紐でぶら下げたわらじには小さな花が一輪挿してあり、おしゃれなインテリアに様変わりしていました。他にも昔コバエとりとして使われていたガラスは、中に電球が灯されアンティークなランプに。姿を一段と美しくさせ並んでいました。キラキラと光が差し込む落ち着いた佇まいが心をくすぐります。

山形には豊かな自然と古いものを大切にする文化がある

高木さんは福島県出身。実家は工務店を営んでいました。お父様を亡くし、生きるすべを模索していた学生時代、古民家再生の写真との出会いをきっかけに今へ続く道を歩み始めたそうです。様々な師匠の下で学び、独立したのが30歳の時。古民家ライフを設立しました。
「山形には修行途中の縁で訪れたんです。ここ馬見ヶ崎川でほたるを見て、山形の自然の豊かさを実感しました。それから山形は今でも昔ながらの古民家の建築が多く残っています。そんな山形は古民家ライフを設立するのに最適な地でした。」

古民家ライフでは、ほかにもさまざまな取り組みに挑戦しています。こちらは遊休地を活用した「発酵サウナ」。透き通った地下水は、まさに恵まれた自然環境からのギフトですね。最後に、今後の展望を伺いました。
「工務店というカタチにとらわれず、さまざまなところで古民家ライフが派生して広がっていく。そんなふうに山形に関係していく人を増やしていきたいです。」
発酵をキーワードに様々な展開をしていく古民家ライフ。今後も目が離せません。

さいごに

豊かな自然、そして知るほどに魅力が深まる古民家ライフは、ここ山形だからこその大きな魅力のひとつなのかもしれません。残されたものを大切な財産としてどう活用していくか、私たち自身が積極的に関わっていきたいものです。

みなさん、ぜひ古きよきものの魅力を感じに古民家ライフに足を運んでみてください。インスタグラムなどからも気軽にのぞけるのでぜひ見てみてください ♪

古民家ライフ株式会社
https://www.kominkalife.jp/

発酵素材公式インスタグラム
https://www.instagram.com/hakko_sozai/


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