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イコイチームのよしです!今回私は、“愛されるジェラート専門店のひみつ”を紹介します。
「こんなに自然が豊かな公園に人気のジェラートのお店があるんだ。」
山形市中心エリアから車で30分ほど、自然に囲まれた公園の中にあるジェラートのお店では、たくさんのお客さんが幸せそうにジェラートを頬張っていました。青空の下で食べるジェラートはお店の方のこだわりを感じられ、何度も訪ねたいと思えます。今回は、COZAB GELATO代表の石田 真澄さんにお話を伺い、ジェラートづくりへ込められた想いやお店に込められた想いを教えていただきました。
イタリアの風土に似た山形
COZAB GELATOは真澄さんと夫の大さんが立ち上げたお店です。真澄さんのお話によれば、大さんが山形の風土に魅力を感じ山形にお店を構えたのだそうです。驚くことに大さんは元々工学系の大学院出身で技術職に就いていた過去を持っており、はじめからジェラートに深い関わりを持っているわけではありませんでした。大きく変化したのは30歳の頃で、脱サラをし、イタリアで料理の修業をはじめました。そのイタリアで得られた知識や経験を生かして山形で戦うことができるものとしてはじめられたのがCOZAB GELATOです。
山形がイタリアに似ているのは風土だけではなく、歴史ある食文化や生産者と消費者の距離が近いこともあり、そのような山形に惚れ込んだそうです。いまお店を構えている「ふるさとの森」はイタリアの公園に似ていることやお客さんの来やすさを考えて選ばれました。お店の近くにはたくさんの木々や噴水があり、夏でもどこか涼しげな印象を受けます。また、ベンチや芝生が広がる広場もあり好きなところでジェラートをいただけるのはとても魅力的です。
公園の中にあるお店はイタリアへの強い想いを感じられる素敵な場所です。
端々に注がれる愛情
お話を伺っていく中で、ジェラートへ注がれる愛情はもちろんのこと、お店やお客さん、素材やそれを作る生産者の方へも愛情を持って接している印象を強く受けました。
山形がイタリアに似ている点で「キロメートルゼロ」のお話もされていました。山形では生産者との物理的・心理的距離感が近く、夫は生産者と顔を合わせて生産者の方から素材について情報を得られることを大事にしているといいます。ジェラートづくりには欠かせない素材をみずから理解し、最大限生かすために工夫をしているのだと素材にまで込められた想いに心を打たれました。
また、山形の名産品であるさくらんぼをジェラートにしない理由もお話いただきました。お客さんからさくらんぼをジェラートにしてほしいといった要望もあるそうですが、それでも提供しないのはジェラートにするよりもそのまま食べるのが良いと考えるからだそうです。このお話を伺い、素材への強いリスペクトとジェラートへの深いこだわりを感じられました。
さらに、お店で用意されるフレーバーには必ず乳製品不使用のものが用意されており、お客さんに寄り添う姿勢が愛される理由の一つなのだと感じました。
盛りだくさんのこだわり
先ほどから石田さんご夫婦の数々のこだわりを紹介してきましたが、他にもたくさんの込められた想いに強い衝撃を受けました。特に衝撃を受けたのはお店に並べられるジェラートは毎朝ご主人が決め、朝の5時からその日に作って提供していることです。その日に提供することでなめらかさを出すことができるのだそうです。
実際食べてみるととてもなめらかな口当たりで心安まるようなジェラートでした。ジェラートだけでなく、お店を構える環境や素材、生産者への想いなどこだわり抜かれて洗練されたお店には何度も訪ねたいと思えるような魅力が詰まっています。
さいごに
今回、山形で人気のジェラート店があることを知りさらにホームページで調べてみると夫の経歴を知ることができ、詳しくお話を伺ってみたいと思い、今回取材をさせていただきました。
実際にお話を伺い、お店への想いを知ることができ、今回取材させていただいたCOZAB GELATOさんはたくさんのお客さんがおいしそうにジェラートを頬張り笑顔になる、幸せな空間であることがものすごく伝わってきました。その背景には石田さんご夫婦のジェラートやお客さんに寄り添った数々の想いがあります。時期によって様々なフレーバーが楽しめるので暑い夏はもちろん、春先や秋の始まりにも公園で運動したあとや休憩にジェラートを食べて過ごしたいと思います。
みなさんも一度足を運んで食べてみてください。きっとまた訪ねたいと思ってもらえるようなお店です。
最新情報はホームページをご覧ください。
https://cozabgelato.com
Instagram:https://www.instagram.com/cozabgelato
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