やまがた KURASHi seeds

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陶芸アーティスト:水木 華 さん

土に触れ、自然をかたどる人

盆栽をもっと身近に。
手のひらに納まる器で感じる大自然

水木 華

陶芸アーティスト

株式会社 石木花

村山市

「自然と向き合う」ではなく
「私も自然の一部」という生き方

パティシエの世界に憧れ、仙台の学校でお菓子作りを学んだ水木さん。関東の有名パティスリーへの就職を考えますが、都会より山形が合っていると感じ、地元での就職を選びます。菓子店で製造を学んだ後、今の会社に転職しました。学生時代は弓道で東北大会優勝の経験も。その集中力と、お菓子作りで培った造形センスが今の水木さんを形づくっているのだそうです。山形の自然もインスピレーションの原点。「粘土や釉薬もその日の湿度や気温で変化するから面白い。無理せず自然と共に生きるこの環境が自分に合っている」と言う水木さんの笑顔が印象的でした。

陶芸アーティスト/株式会社石木花
盆栽を気軽に楽しんでもらいたい

入社する前、盆栽は敷居の高い世界と感じていたそうです。今では「手のひらサイズの盆栽なら誰でも手に取りやすい。自然を感じるきっかけになってくれたら」と思えるようになったといいます。

「自然は一つひとつ形が違う。不完全さの中にこそ美しさがある」─そう語る水木さんの作品は日本だけでなく世界からも愛される存在に。その魅力をもっと広めたいと、水木さんの目はきらきらと輝いていました。


Q. やりがいを感じるところはどこですか?

自分の手で生み出したものを、お客さまに喜んでもらえることが一番のやりがいです。また、制作から販売まで一貫して行っているので、お客さまの声を直接聞けることも大きな励みになっています。

Q. なぜ山形での暮らしを選んだのですか?

都会は刺激が多く、物事の流れが速い場所なので、自分には少し落ち着いた環境のほうが合うと感じました。山形では日常の中で自然に触れる機会が多く、ストレスフリーに暮らせるのが魅力です。虫の声が聞こえること、澄んだ空気、広い空。そんな「当たり前」が自分には必要だったんですよね。

Q. 盆栽というかたちで自然を相手にする時の心構えを教えてください。

自分も自然の一部だという意識を持つことです。そうすると心のセンサーが働いて、植物の色の移ろいや変化に気づけるようになります。目に映るすべてが鮮やかに感じられ、自然が視野を広げてくれるきっかけになるんです。

現代は選択肢が広がり、自由を感じられる一方で、無数の星からひとつを選ぶように迷うこともあるかもしれません。そんな時は、少しでも光を感じたものに触れてみてください。心が動く瞬間が、あなたの大切な核になります。そして迷った時には、ふるさとの景色を思い出してください。山形の瑞々しい自然が、きっと想いを受けとめてくれるはずです。

株式会社 石木花

Webサイト:https://www.sekibokka.jp/

Instagram:@sekibokka

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